ここでは、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」というIT用語について解説しています。
どのような意味を持つ言葉なのか、企業にとってどう重要性が高いものなのかをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
略して「DX」と呼ばれている「デジタルトランスフォーメーション」とは、企業がデジタル技術(AI、IoT、ビッグデータなど)を利用して、業務フローを改善したり新しいビジネスモデルを創出したりするのみならず、レガシーシステムからの脱却や企業風土の変革などを実現させることです。
このデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みは、その規模にかかわらずどんな企業にとっても、これからの市場において競争優位性を維持していくうえで重要なテーマと言えます。
従来のIT化では、ITを活用することで、社内の業務効率化や品質向上を実現することを主な目的としていました。
一方、デジタルトランスフォーメーション(DX)では、社内のみならず社外関係者も含んだ業務変革・事業創発等を通じ、企業の成長を図ります。
デジタル技術を活かしてサービスや製品、ビジネスプロセスを“変革”し、“新しい価値を生み出す”ことを目指す取り組みと言えます。
なぜ企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組むべきなのかを、3つのポイントに分けて解説します。
昨今、さまざまな産業において新規の参入者が出現し、次から次へと新しいサービスや製品、ビジネスモデルなどが生み出されています。
こうした時代の流れに企業が置いていかれないためには、デジタルトランスフォーメーション(DX)の導入が不可欠です。
多くの企業が採用している現在のITシステムは、そろそろ限界を迎えると言われています。
現在のシステムを据え置いて新たな事業をスタートするのは困難なケースも少なくないでしょう。
新たなシステムへの移行は、あらゆる企業にとって重要性の高い課題なのです。
近年、消費者のニーズは、“モノ”から“コト”へと変化しています。
“モノを買う”ことよりも、“体験する”ことを重視する消費者が増えているのです。
企業には、こうした消費者ニーズに即したビジネスを展開するための、業務やシステムといった組織全体の変革が求められます。
市場のニーズ変化に置いていかれぬようサービスを刷新していく必要があるのです。
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